あや社長に100の質問!(前編)
あや社長に100の質問!(前編)
こちらは21歳で
・コスメショップ社長
・NPO法人(女性支援)代表理事(秋ごろ予定)
・ビジネスコミュニティ講師
を務めるあや社長にスタッフ目線で100の質問をした企画です!
お仕事になると真面目でしっかり者のあや社長ですが、オフモードになるとおっちょこちょいだったり、すごく可愛らしい一面があったりします。
そんなあや社長を身近に感じてほしくて押し通した企画です。
では、さっそく!!
① はじまり|幼少期・家族・青春
Q1. 子どもの頃、どんな性格でしたか?
→ めちゃくちゃおっとりさんでした。お休みの時に、お母さんが劇団四季のライオンキング感傷に連れてってくれたんですけど、うるさくて、眠くなっちゃうような子でした。
Q2. 小さい頃の夢は何でしたか?
→ ケーキ屋さん!…って答えるのが照れくさいくらい、本当にそう思ってたんです(笑)今思えば、「誰かが喜ぶ顔を見れる仕事」がしたかったんだと思います。今はコスメを通じて、それが少しずつ叶ってるかもしれません。
Q3. 家族の中で一番影響を受けたのは誰?
→ お母さんですね。特に何か言葉で教えてもらったわけじゃないけど、“背中”がずっと教科書でした。苦しい時ほど元気に笑う姿に、今でも勇気をもらってます。
Q4. 学生時代、得意だった教科と苦手だった教科は?
→ 国語が得意で、数学はちょっと苦手でした…(笑)でも意外と今の仕事って、言葉をどう届けるかが大事だったりするので、あの頃の“好き”が今につながってるなって思います。
Q5. 初めて買ったコスメは覚えていますか?
→ 中学生の頃にドキドキしながら買った、プチプラのリップです。似合ってるかどうかより、「自分を変えてみたい」って気持ちが嬉しかった。あのときの自分を、今ちょっとだけ抱きしめたいです(笑)
Q6. 思春期の悩みって、どんなことでしたか?
→ 自分の顔が好きになれなかったことです。肌も荒れてたし、笑うのが嫌な時期もありました。「かわいい」って言われたくて頑張ってたけど、どこかで“がんばってる自分”がバレるのが恥ずかしかったんだと思います。今なら、あの頃の私に「ちゃんとかわいかったよ」って言ってあげたいです。
Q7. 友達にどんな性格だと言われていましたか?
→「おっとり」って言われてました。クラスの情報にもおいてかれがちで、~ちゃんと~クンが付き合ってる!とかの情報も2週くらい遅れて知ったりするタイプでした。
Q8. 初バイトの思い出を教えてください。
→ 海鮮丼屋さんでのバイトが最初でした。あとは結婚式場のお料理を運ぶバイトもしたことがあります。グラスが空になったお客様にシャンパンをおつぎするのですが100%こぼしてました、笑
Q9. 挫折した経験で今に活きているものは?
→ 工場時代にお叱りをいただいたとき、「私なんてやっぱりダメだ…」って泣きました。でも、その時に学んだのは「失敗って、自分をダメにする証明じゃなくて、誰かにちゃんと向き合った証だよ」ってこと。今も何かあるたびに、あの日の自分を思い出します。
Q10.「変わりたい」と初めて強く思ったのはいつ?
→ 工場の更衣室で、鏡に映る自分の顔を見たときです。疲れて、ちょっと投げやりで…「このままじゃ、私、私のこと嫌いになっちゃう」って思ったんです。あの瞬間の“違和感”が、今の私の原点です。
② ターニングポイント|人生の転機
Q11. 工場勤務時代、どんな日々を送っていましたか?
→ 朝早くから黙々と作業して、定時に帰って、ごはん食べて寝る。そんな毎日でした。心はずっと“無音”みたいな感じ。でもその静かさの中で、「私、このまま終わるのかな?」って、自分の声がだんだん聴こえるようになってきたんです。
Q12.「このままでいいのかな」と感じたきっかけは?
→ 同じ作業を毎日こなしていたとき、先輩が「もう10年になるよ〜」って笑って言ってて。「あ、こうやって人生が決まってくんだ…」ってゾッとしたんです。そこから、ちょっとずつ未来を選ぶことを考えるようになりました。
Q13. 美容の世界に興味を持った理由は?
→ 実は“自分を好きになりたかったから”です。肌に悩んでたし、自信もなかったし、キラキラしてる人を見ては羨ましくて。でも、自分の手で“変えられる”って知ったとき、希望の持ち方が変わった気がしました。
Q14. 起業を決意した瞬間のエピソードは?
→ 店舗を持つ話を彼(夫)から聞いたとき、「できるわけないでしょ」って思いながらも、どこかで“やってみたい”って声が消えなかったんです。その声に、人生で初めて“YES”を言ったのが起業の始まりです。
Q15. 家族や周囲の反応はどうでしたか?
→ 正直、最初は驚かれました。というか「大丈夫なの?」ってすごく言われました。でも、それでも応援してくれる人がいたから、私はその期待に応えたくて…気づいたら、背伸びしてでも走ってました。
Q16. 自分の人生が変わりはじめたと思った出来事は?
→ 初めて店舗にお客様が来てくださって、「応援してます」って言ってもらえたとき。ああ、ちゃんと“見てくれてる人”がいるんだって…うれしさと怖さが一緒に来て、でもそれが“生きてる”って感じがして泣けてきました。
Q17. 初めてお客様に感謝された日のこと、覚えていますか?
→ はい。「相談してよかった、また来ますね」って一言だけだったけど、その帰り際の笑顔が忘れられなくて。「私、必要とされたんだ」って初めて感じました。今でも初心を思い出すと、その人の顔が浮かびます。
Q18. 一番泣いた日のことを教えてください。
→ 開業前の一番大変だった時、夜中にひとりで在庫整理してて、ふと鏡を見たら、髪ボサボサで顔も疲れきってて、「私、何やってるんだろう…」ってなって。その場でしゃがみこんで泣きました。でも翌朝、ちゃんとシャッターを開けた自分を、今では誇りに思ってます。
Q19. 自分が変われた理由って、何だと思いますか?
→ たぶん、“諦めきれなかった”からだと思います。誰かみたいになりたくて、でもなれなくて、それでも「私にもできるかもしれない」って小さな期待を捨てきれなかった。その期待が、私の火種でした。
Q20. あの頃の自分に一言かけるなら、何と言いますか?
→ 「大丈夫、ちゃんと報われるよ」って言いたいです。でも、甘やかしすぎたくないから…「信じる自分を、最後まで信じてあげてね」って、そっと背中を押してあげたいです。
③ あや社長と仕事|起業・経営観
Q21. 起業して一番大変だったことは?
→「全部、自分で決めなきゃいけない」ってことです。誰かに相談できるけど、最後は“自分の決断”で進まないといけなくて…。優柔不断な自分と向き合う時間は、正直すごくしんどかったです。でもその分、“私が決めたこと”に誇りが持てるようになりました。
Q22.「社長って孤独」と言われることについてどう思う?
→うーん、たしかに“誰も答えを持ってない”って意味では孤独かもしれません。でも私は、応援してくれる人の顔が浮かぶから、その孤独に負けないでいられる気がします。寂しいときも、ちゃんと“愛されてる”って思えます。
Q23. 自分の会社で大切にしているルールは?
→“目の前の1人の方のために私はいる、その人を世界で一番大切にする”。これはずっと自分に言い聞かせてることです。たくさんの人に届けたい。でも、目の前の1人をちゃんと大切にできなかったら、きっと本質は届かないって思うから。
Q24. 100COSMEという名前に込めた想いは?
→“あなたの100点を一緒に探したい”って意味を込めてつけました。私たちが「これが正解」と押しつけるんじゃなくて、その人にとっての“満点”を一緒に見つけていくブランドでありたいと思っています。
Q25. 商品を作るとき、一番大切にしていることは?
→「この人は、どんな悩みを抱えてるんだろう?」って、目に見えない声を聴くことです。肌のことだけじゃなくて、自信とか、焦りとか、誰にも言えない思いも全部含めて寄り添えるものを作りたい。まだ未熟だけど、いつもそう願いながら企画しています。
Q26. 一番最初に売れたときの気持ち、覚えてる?
→はい、めちゃくちゃ泣きそうでした…!「買ってくれた」っていうより「信じてくれた」って感じがして。自分の存在が、誰かの選択肢になれたことが嬉しくてたまらなかったです。
Q27. 接客で心がけていることは?
→「この人、きっと言葉にできてない想いがある」って前提で向き合うようにしています。質問よりも、“ちゃんと聴く”ことを意識していて。相手が「ここなら安心して話せるな」って思ってくれる空気づくりを一番大事にしています。
Q28. お客様の“言葉にできない願い”をどう感じ取る?
→目の動きとか、声のトーン、ちょっとした間の取り方にヒントがある気がします。あと、「話したくない」って雰囲気も、ちゃんと尊重するようにしてます。“寄り添う”って、近づくことだけじゃなくて、そっと見守ることも含まれると思うので。
Q29. 他社と比較された時、どう受け止めていますか?
→最初は落ち込みました…。でも今は、「比べられるってことは、選ばれるチャンスがあるってこと」だと思えるようになりました。違いじゃなくて、“らしさ”で届くことを大事にしたいって思ってます。
Q30.「売上」と「想い」、どちらも大切にするには?
→どっちかを諦めたら、たぶん私が私じゃなくなる気がしてます。売上は責任で、想いは信念。どっちも苦しいときあるけど、その“揺れながら立ってる感じ”も、私は好きなんです。
④コスメと美容愛|美容・こだわり
Q31. スキンケアで一番大事にしていることは?
→「肌とちゃんと会話すること」です。今日は疲れてるかな?乾燥してないかな?って、まるで大事な友達みたいに見てあげる。スキンケアって、肌をキレイにするだけじゃなくて、自分に優しくなれる時間だと思ってます。
Q32. コスメを選ぶときのこだわりは?
→“なりたい自分に近づけるか”です。可愛く見せたい日もあれば、強く見せたい日もある。コスメは私にとって、気持ちを後押ししてくれる“お守り”みたいな存在です。
Q33. 最近のお気に入りアイテムは?
→グロウ系の下地です。肌がちょっとツヤっとしてると、それだけで「今日いけるかも!」って思えるから不思議(笑)メイクって、気分をつくるツールでもあるんですよね。
Q34. 肌荒れに悩んだことはありますか?
→あります。ストレスや寝不足でガサガサになったとき、自分の顔を見たくなくて鏡を避けてた時期もあります。でも今は、そんな日も「大事なサインだな」って思えるようになりました。
Q35.「美しさ」ってどう定義していますか?
→“外見に問わられることのない、こころと行動に知性が伴うこと”かなって思います。見た目が完璧でも、自分を嫌ってるとどこか苦しそうに見えてしまう。でも、自分とちゃんと向き合ってる人って、それだけですごく綺麗に見えるんです。
Q36. 市販品では満たせないと思った瞬間は?
→肌の調子は良くなったのに、心がついてこなかったときです。「ちゃんと選んでくれる人がいる」「私の悩みをわかってくれる」っていう体験と、本当に適切を選ぶことで、求める美は満たせると知って、私はそれを提供したいと思うようになりました。
Q37. 美容と心って、繋がってると思いますか?
→めちゃくちゃ繋がってると思います。肌が整うと気持ちが前向きになって、逆に心がざわざわしてると肌にも出る。だからスキンケアは、心のケアでもあると思っています。
Q38. お客様に「自信が持てました」と言われたときの気持ちは?
→泣きそうになります…。私がやってることって、ほんのちょっとのきっかけかもしれないけど、それが“自分を信じる始まり”になれたとしたら、それ以上の喜びはないです。
Q39.「メイクは自己表現」とよく言われますが、あなたにとっては?
→私は「自分へのエール」だと思ってます。今日はちょっと気合い入れたい、今日は自分を甘やかしたい、そんな気持ちを肌にのせていく感じ。メイクって、外見を変える以上に、内面を整えるものだと思います。
Q40. すっぴんで鏡を見る自分に、何て言ってますか?
→「今日も頑張ってくれてありがとう」って心の中で(笑)完璧じゃなくていいから、ちゃんと生きてる私を大事にしたい。そう思えるようになったのは、きっとこの仕事を始めてからです。
⑤ 社会と想い|NPO・女性支援
Q41. NPO法人を立ち上げようと思った理由は?
→「変わりたいけど、どうしたらいいか分からない」って悩んでた、あの頃の自分に届く場所をつくりたかったんです。誰かを“救う”なんて大それたことは言えないけど、「大丈夫だよ」って一緒に言える居場所を、今の私ならつくれるかもしれないって思いました。
Q42.“社会貢献”って難しい言葉だけど、あなたにとっては?
→“ひとりの気持ちを軽くすること”だと思ってます。誰かの笑顔が少し増えるとか、「ひとりじゃない」って思える瞬間が増えること。そういう“目に見えにくい幸せ”をちゃんとつくれる人でありたいなって思ってます。
Q43. 女性の生きづらさについて感じてきたことは?
→「ちゃんとしなきゃ」って言葉に縛られてる人、多いなって感じます。私自身もそうでした。笑顔じゃないといけない、空気を読まなきゃいけない、自分のためより人のため…って。でも、そうじゃない生き方もあっていいって、伝えていきたいです。
Q44. 過去の自分を救いたいと思う瞬間はありますか?
→たくさんあります。特に、自己否定ばかりしてたあの時期。「頑張らなくていいよ」って言いたい気持ちもあるけど、それでもあの子が頑張ってくれたから、今の私がいるんですよね。だから“救う”というより、“ちゃんと受け取り直したい”って感じかもしれません。
Q45.「応援されるビジネス」って、どうやって作るの?
→嘘をつかないこと、じゃないかな。きれいごとを並べるんじゃなくて、不器用でも、自分の言葉で、自分の想いで届ける。そういう姿勢が、人の心に届くし、「この人応援したいな」って思ってもらえる気がします。
Q46. 若い女性たちに伝えたいことは何ですか?
→「無理に強くならなくていいよ」って伝えたいです。ちゃんと悩んで、ちゃんと迷って、ちゃんと泣いていい。でもその先に、ちょっとだけ“自分の声”に耳を傾けてみてほしい。そこから変わる未来って、必ずあるから。
Q47. 地域や教育と関わる中で感じたことは?
→“誰かのモデルになれる存在”って、想像以上に力があるってことです。「私でもできるかも」って思ってもらえることが、たった一人の人生を大きく動かすことがある。だから私は、自分のストーリーを隠さずに届けていこうって決めました。
Q48. 社会を変えるって、どこから始まると思いますか?
→“たった一人との関わり方”からだと思います。偉い人が何か大きなことをするより、私たちひとりひとりが目の前の誰かに優しくする方が、よっぽど世界って変わるんじゃないかなって、本気で思ってます。
Q49.“声を上げる”って、どうやって勇気を出す?
→私はいつも、“あの時の私”を思い出します。誰にも言えなかったあの頃の私に、「大丈夫、いま言えるようになったよ」って伝えるような気持ちで発信しています。誰かのためじゃなくて、自分のために“今”を選ぶ。それが勇気の一歩目かもしれません。
Q50. 自分の存在が、誰かの希望になるとしたら、どんな人に届けたい?
→かつての私みたいに「どうせ私なんて…」って呟いてる子に、届いてほしいです。過去の私がそうだったから。誰かと比べてばかりで、自分に期待することすら怖くなってた。でも、本当はみんな“変われる根っこ”を持ってる。それを一緒に信じたいです。
どうでしたか?
綾社長の真面目不器用だけど、等身大の21歳を感じ取っていただけたのではないでしょうか?
また100の質問後半も近日に投稿予定となります。
ぜひお楽しみに!
スタッフXでした。